コーヒーの展示会に行ってきました!
3ヶ月ぶりの3代目ブログです。
投稿するたびに「月日が経つのは早いですね・・・」と懐古スタートが定番化しつつあります。めざせ、脱・懐古厨!
ということで久々のブログ更新は先日の出張記にしたいと思います。
10月12日(水)~14日(金)東京ビッグサイトで開催されたコーヒーの展示会「Specialty Coffee Association of Japan(SCAJ)2022」に行ってきました!
SCAJってどんなイベント?
ざっくり言うと
・コーヒー豆の生産者
・コーヒー豆の販売者
・コーヒー器具の販売者
・コーヒー店
などが一度に集まる祭典です。
感想は色々あるのですが、
「この国のこの品種のコーヒーはこんな味がするんだ」とか
「同じコーヒー豆でもこの器具で抽出するとこんな味になるんだ」とか
「ハンドドリップのスペシャリストはこんなこと考えてドリップしてるんだ」とか
「同じコーヒー豆でも焙煎する人や方法でこんなに味が変わるんだ」とか
コーヒーの楽しみ方を無限に感じられるイベントでした。
来場者参加型!焙煎コンテスト
なかでも楽しかったのは焙煎のコンテスト。
9チームが同じコーヒー豆を焙煎するのですが、どのように焙煎するかをチームごとに相談して、最も豆の個性を引き出したチームを決めます。審査員による審査と来場者による審査があり、来場者が実際に9つのコーヒーを飲み比べて投票することで参加できるコンテストでした。
来場者は飲み比べたコーヒーをどのように評価したら良いかも丁寧に説明されていて、各チームから事前に発表されている味のイメージ(プロファイルといいます)をイメージ通りに感じられるか、そしてシンプルに美味しいと感じるかが基準となります。
実際に僕も飲んでみました。
同じ豆なのに全然違うテイストもあって、面白かったです。
試飲が出来たのも楽しかったのですが、結果発表後、上位チームによって行われた焙煎のプレゼンが勉強になりました。
この豆にどんな個性を感じて、その個性を焙煎で表現するために、どんな焙煎をしたのか。
を聞くことができたんです。興奮しますね。
どんな焙煎というのも、
「焙煎機に豆を投入するときの釜の温度は何度にした」
「最大何キロ焙煎できる焙煎機に何キロの豆を投入したか」
「豆を投入後どんなペースで釜の温度が上昇するか」
「焙煎機から豆を出すときは何度ぐらいだったか」
「焙煎した日の温度と湿度はどうだったか」
といったことを発表してもらえるわけです。興奮しますね。
実際に上に書いたことの違いで同じ豆でも味に違いがでます。その違いに明確な理由(狙い)があって、各ロースターさんがどんなことを考えて焙煎したのかを聞ける機会は本当に貴重だったなと思います。
いわば各ロースターさんの「焙煎哲学」をたくさん学びました。本当に楽しくて有意義な出張でした。
展示会というと仕入れの商材を探す目的もありますが、今回の展示会で紹介されたコーヒーは「スペシャルティコーヒー」といって、現在当店で扱っている豆とは種類が異なります。今回の目的は、色んなコーヒーの味を知ること、器具・焙煎・抽出について知ること、当店のコーヒーとの違いを認識することで、当店がこれから進む道をイメージすることでした。
出張を終えて、色々考えごとを持って帰ってこられたことが、今回の成果です。
以上、3代目の出張記でした。